定時より早く出社し、定時より遅く退社せよ

1分でできる社員になる111のヒント

定時より早く出社し、定時より遅く退社せよ

基本的に定時出社と定時退社が最も望ましいのですが、この『1分でできる社員になる111のヒント』では冒頭にこのフレーズと内容が書かれていてちょっとドン引きしてしまいました。基本的に長く働くことが会社にとっても社内の人間関係にとっても最高だと考えることが多い日本ですが、著者は外国人です。日本独特の風土を知ってか知らずかまずはこのフレーズが出てくるのが面白いですね。

考え方としてはまっとうなのですが、これを真に受けるようではできる社員にはなれないだろうな、というのが多くの読んだ方の本音でしょう。

14ページ目。遅刻し、早く帰ると会社に損失を与える

この見出しのテーマは、毎日数分遅刻してて来て帰るのは定時まえの場合、1週間で1時間以上の時間のロス、年間で60時間以上の無駄な時間を会社が賃金として支払っていることになる、というもの。

だからできる社員になるためにはまず定時よりも早く出社して定時よりも遅く帰ることで会社に対して給料以上の働きをしよう、というものです。

たしかに時間を規定以下にしていたら当然ですが会社にとっては損失ですが、どこまで時間計算しているかは会社によるものの、規定の時間を割り込めばその分賃金も差し引かれる子が多いでしょう。

だからに時間が問題ではありません。同様にして、長時間労働をすれば会社は賃金以上の労働効果を得られるかというとそれも違います。サービス残業をしているから会社の儲けがあがるということもありません。

重要なのは仕事の効率や内容、結果を最大限に出すことです。そのためには時間がどうしてもかかるから早く出社して残業もしないといけない、ということであればわかりますが、ただ長時間労働をすれば会社のためになるだろうということはまずありませんし、固定費が人件費とその他設備費用で無駄にかかるため、残業しすぎる社員はいりません。

要するに仕事時間内の無駄を省け、と言いたいのでしょう

この本では、たかが数分と思って無駄な時間を勤務時間内に過ごすのは会社にとって長期間でみれば大きな損害になる、ということを言いたいのでしょう。それと早期出社と残業はまったく別物なので、この通りに受け取る人はすくないと思います。

そしてこの章の最後に書かれていますが、『毎日、定時より早く出社し、定時より遅く代謝するという心構えが必要だ』という一文。この最後の心構えが必要というのが結論であり、何だか本を開いて一発目で煽られているというか炎上系タイトルだなぁと感じてしまったのでした。