まず、無意識に言ってしまう「忙しい」をやめてみよう

エフェクティブ・タイム・マネジメント

まず、無意識に言ってしまう「忙しい」をやめてみよう

八代弁護士の本の初っ端から出てくるのがこれです。いつも忙しいと言っている人や慌ただしくしている人は他人からも何だか忙しそうだなと思われていますし、本人も忙しくて大変だと思って欲しいのだと思います。しかし周囲の人からすればそれを見て慰めようというきもちになるかというと現実はそうではなくて、「自分の時間管理すらできない低能な人なんだな」と思われています。忙しくて大変そうだから、手伝ってあげようというのが本来の会社組織や集団ですが、一般的に仕事ができる人、人間的に自分をコントロールしている人達から見れば真逆でありそれが現実です。

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よくアメリカでデブは自分の食事のコントロールができない無能な人間だと思われてしまう、ということを聞きますよね。実際デブが無能かどうかは別で、イメージでそう捉えられてしまうということです。今回のいつも忙しいと言っている人は、忙しそうにしているから手伝ってくれ、とか忙しいから何も仕事振らないでくれ、と暗に言っているようですが、全くの無駄です。忙しくて仕事の全体的なスキルが低いことを露呈しているだけにすぎません。また、忙しそうにしていたら手伝え、と言われている人を見たことがありますが、本当に助けて欲しい時は自分からお願いをすべきで、誰かがサポートしてくれるまで待っているようでは同じく無能です。

このように常に忙しいと発言したり、ため息を付いたり、イライラして忙しそうにしているのはどうみてもスマートで仕事ができるようには見えないですね。また、そんな人が職場にいると、視界に入るだけでもこちらがストレスが溜まりますし、ためいきはお金をもらっても聞きたくありません。

八代弁護士の場合は職業柄、忙しそうにしているとクライアントから「自分の弁護をまともにやってくれるのだろうか」と不安にさせてしまうということもあり、これは徹底しているようです。
また、ここで重要だと感じたのは「忙しくないですよ」と答えるのではないことです。イコール「暇です」と言っていないことです。忙しいですか?という質問に対して、そんなことはないと答えるだけ。颯爽と。これが大事です。

また八代弁護士は、『忙しいことを言い訳にしない人には自然と仕事が集まり、様々なチャンスも訪れる』と書いています。実際にその通りです。何か仕事の依頼を出すときにいつも忙しそうに慌ただしくしているところに安心して出せるでしょうか。私は納期遅れやミスが出る可能性が高いので絶対に発注しないし、手伝いをお願いすることもありません。また、人としても付き合いません。

忙しくないですか?と聞かれた時に、スマートに「いや、そんかなことないですよ」と答えるようにしてみましょう。これだけで印象がガラリと変わるはずです。また、本当に忙しい時は寝不足で血走った目でやつれた表情から察してくれるでしょう。それでも「忙しすぎて辛いんです」ということを伝えないようにするほうがよいです。

ただし仕事を振られたり手伝って欲しいと言われても時間的に無理ですから、「今は別の作業があるので、○○時間後であればできます」としっかりと答えればいいだけです。自分が切羽詰まってできるわけねーだろ、と返すのではなく、明確に今はできないが、あとこれくらい後ならできる、ということを伝えることです。「あとでやっておきますよ」と調子に乗るとさらに忙しくなって痛い目にあいます。
また、その時の返事で「ちょっとまって」というのもやめましょう。ちょっと待ってっていつまで待つのか、今本当は忙しそうにしてるじゃないか、自分のことを適当にあしらってるんだな、と不快感まで感じさせてしまいます。

これは口だけ「そんなことないです」というだけでなく、明確に返事をすることは基本的な時間管理やタスク管理から来るものです。当たり前のことなので、「忙しい」を言わないようにしながら考えてみましょう。