雨格子の館 DSで楽しめるAVG

DSでこれだけ本格派AVGが遊べるんです

雨格子の館

日本一ソフトウェアが3月に送り出した本格推理アドベンチャーゲーム。
独特なグラフィックと操作方法、館にマッチしたBGMや練りこまれたストーリーなど、どこを取っても秀逸。

雨格子の館、その名の通り・・・

雨格子の館は簡単に説明すると、闇に包まれた殺人犯を探し出し見つけよう、といったものです。プレイしていて思ったのは、コンシューマ界にサウンドノベルというジャンルを築き上げたチュンソフトの「かまいたちの夜」に似ているところがあります。徐々に密室になっていく館、そして姿が分からない殺人犯、仲間を疑いながら推理を進めていくところなど全然内容は違えど「かまいたちの夜」が好きな私としてはどんどん先に進めることが出来ました。
操作コマンドも最小限に抑えられているので、本格的に推理を楽しむことが出来ます。

仕組まれた殺人「見立て殺人」

雨格子の館の世界に存在する推理小説からの見立て殺人がメインになり、それと照らし合わせながら物語りは進んで行きます。
見立て殺人ならば、未然に殺人を防ぐことが出来るかもしれない・・・。様々な道具やメモ、数多くの人たちから得られるヒントを元に、未然に事件を防ぐこともできます。
そのために予定表を立てて物語は進んで行きますが、もちろん自由に様々な場所に行って人と話すことも可能です。
ただし、行動するには制限があり、その制限を越えては行動ができないので調節しながら移動しないと予定表どおりに進まなくなり追い詰められてしまいます。

捜査画面は究極のシンプルさ

調べる」コマンド画面は矢印、画面下に小さなインフォメーション以外のオブジェやアイコンが一切ないので画面全てを使って気になるところをチェックすることができて便利です。
更に、その分何かあるところで効果音が鳴ったり画面に変化がおきるなどがありませんので、本格的に推理がしたい方にはもってこいだと思います。
ただ、強制的に調べるコマンドを使用するシーンではノーヒント状態で、条件を満たさないと「調べる」画面から脱出できないので注意が必要です。

好感度がゲームを左右する

大抵アドベンチャーゲームには隠れたパラメータ「好感度」が設定されています。
この雨格子の館にも好感度が搭載されていますが、他のゲームとは一味違います。
好意を寄せる、ではなく人間としての好感度ですので好感度が低いと、事件に居合わせた全員が疑心暗鬼になっているためまともに会話ができません。
好感度が高くないと有益な情報が貰えず苦労してしまいます。
ここは八方美人でゲームを進めるのが有利なようです。

このようにもろに、しかも全員に好感度で左右されるゲームは珍しいのではないでしょうか。
本格推理アドベンチャー、雨格子の館は今までプレイした推理ゲームの中でも上位の面白さでした。