うつ病の相手をしていると疲れてこっちがストレスで鬱になる 夫婦や家族

介護で自分がうつ病にならないために

うつ病の相手をしていると疲れてこっちがストレスで鬱になる

家族、特に夫婦の間でうつ病が始まると、いつ治るかわからない上にほぼ治療成果が出ないまま数年が経過することは当たり前で、こちらが何をしようとうつ病に改善が見られないため、大抵の場合は介護しているほうがストレスで体をやられてしまったりうつ病になることがあります。

というのも、自宅にいるプライベートな時間はすべてストレスと感じてしまうからです。私生活の精神的負担が常に24時間つきまとい、さらに数年間かわりなく続くと、当然家族の精神状態が悪化してしまいます。自分も鬱だったら楽なのになと思っていると今精神的に弱くなっている証拠です。

うつ病と四六時中付き合うのは心が病む

仕事をして家事をして、そしてうつ病の調子をみていくというのは並大抵のことではありません。普通であれば分担してお互いにできることをすべてひとりでやらなければいけないのです。しかもこれが子供ではなく大人である場合、色眼鏡で見てしまい、なぜ一人前にできないんだ、という気持ちがこみ上げてしまいがちです。

そう考えてしまうのは相手が今まで人生を歩んできた大人だからです。特にこの思いは次第に強くなっていくでしょう。

全部何でもする必要はない

しかしすべてのことをする必要はありません。すべてうつ病の人を中心に考えていたらキリがないですし自分がストレスで体を壊します。特に自律神経系が壊れてしまい、頭痛、発熱、吐き気、胃痛、血便血尿などあらゆる体が壊れていく症状が出ます。他にもうつ病になってしまう、不眠などもあるでしょう。

そう考えるとそこまでうつ病を中心に考える必要はないのです。自分の生活と家庭を考えた上で、ある程度見て上げる必要はありますが、自分も大事にする必要があるのです。うつ病の家族を放置するわけではありませんが、何を言っても何の効果もありません。

いつも相手を思ってこうしたら良くなるかな、気分は優れるかな、と考えたり、生活の世話を健常者と同じようにしてあげようとしますが、暖簾に腕押しの状態が非常に多いはずです。この状態で素人が何をしても無駄です。

本人も素人でうつ病じゃないのに何がわかる、という部分が少なからずあるため治療という意味で捉えてくれることは稀でしょう。ですから無駄なことはしないで、常にそばに居てあげればいいのです。何も自分から必要以上にすることはありません。

常にオープンで何でも声がかけやすい状態にしておく

たたうつ病患者を放置するのはよくありません。気分が優れた時に話しかけやすい状態にする必要があります。例えば同じリビングにいてあげる、接しやすいように表情をやわらかくしておく、挨拶はいつも軽やかにしておくなどです。

決してこちらからは何も言わなくてもいいので、オープンな状態だけは維持しておきます。これだけで十分でしょう。

ですから逆に家が嫌になって外出してしまったり、家でも完全に無視してしまうようなことは避けたほうが良いでしょう。逆にどんどん深く思いつめてしまいます。やることはやってあげて、本人の治療のため、という概念は捨てましょう。こちらが何をしても良い方向に向かうのは薬と日々の過ごし方、医師の診断によるアドバイスです。

身内が何をしても無駄ですが、他人が言うと聞いたり、特に医師からの言うことを聞いたりすることも多いため、無駄に頑張り過ぎることはこちらがダメージしか受けないため自分にとって逆効果です。

基本は相手に合わせ、普通の生活が遅れるレベルの気遣いをした上で、介護している自分が普通に生活し続けることです。自分がやられてしまっては終わりです。