北欧家具の大型専門店、イケアが日本にオープンし、大きな話題を呼んでいます

イケア

IKEA(イケア)とは

イケアは、スウェーデンの大手家具チェーン店で、世界の33の国と地域に合計241店舗を展開し話題を集めています
。また、カタログやインターネットによる販売もしています。ロシア進出の際には、イケアのドキュメンタリー映画が撮影されました。

イケアの発音

イケアイケアとはイングヴァル・カンプラードのイニシャルのI・K(Ingvar Kamprad)に彼が育ったエルムタリッド農場(Elmtaryd)があるアグナリッドの町(Agunnaryd)の頭文字をつなげ合わせたものです。
日本でのカタカナ表記は「イケア」ですが、アメリカやオーストラリアなどでは「アイキア」、オランダなどでは「オイキア」等と発音するなど、各国微妙に違っているようです。
ドイツでの発音は日本同様「イケア」、中国における表記は「宜家家居」です。

イケアの特徴

イケアの特徴といえば、他のショップの同等商品と比べて格安でお洒落な家具が手に入るところです。
北欧家具のお洒落なインテリアでショールームのように展示された店内を見て周ると、自分の作りたい部屋がきっとみつかる、という感じで買い物が楽しくなります。
イケアはショールーム形式をとって、イケアの家具だけでセットアップした状態を展示しているので、部屋に置いたときの感覚が掴みやすいのです。

こんなテーマの部屋にはイケア製のこの家具が合いますよ、といった感じです。
セットでいくら、といった価格も出ていますし、照明、家具、観葉植物など、とてもわかりやすくイメージしやすいのがイケアの特徴です。

イケアのデメリット

イケア安くてお洒落なインテリアが数え切れないほどたくさんある。
そんなイケアですが、なぜこのように安くなるかというと、全ての商品を自社内で完結せさているからです。
デザイナーから流通まで全てをイケア内で終わらせているのでコストを極限までカットできるのです。
ですが、イケアにはさらに安くなる理由があります。
それは全て組み立て式で、自分で持ち帰る、ということです。
普通は完成したものを買ったり、組み立て式としても配送してくれたりしますが、イケアではコスト削減のため、また低価格で提供していくために配送は自分で持って帰るという日本では馴染みのない方法をとっています。

持ち帰るのはいいですが、組み立てるのは自分でドリルで穴を開けるものもあり、工具が必要なこともしばしばです。
ですから、安くて良いものですが、これだけの手間がかかるということなのです。
たまに組み立てができないなどの不良品がある場合がありますが、そのときはイケアへ連絡後、同じ別の商品と交換し、さらに専用のスタッフが来て組み立ててくれるサポートを体験しましたので、不良品をただ返品するということもなさそうです。

また、イケア店内では商品のナンバーから在庫を探し、レジへ自分で持っていく、という独特のスタイルで人件費も削減しています。
日本では少し無愛想なシステムかもしれませんが、イケアはこのようにして世界に展開していますし、このような激安店では珍しいことではありません。

イケアの撤退と再上陸

2006年4月24日に船橋へと登場したイケアですが、実は以前にも日本に上陸していたのです。
イケアの日本初上陸は意外と古く、1974年の船橋でした。
そして神戸にもイケアオープン。年1店舗ずつ増やすという目標の中イケアが上陸したのです。

しかし、日本ではイケアのこのようなスタイルが通用せず、1986年には撤退していたのでした。
組み立て式、持ち帰り、不良品多発、価格がイケア的イケアは経営不振に陥りました。

ですが2001年にイケア再上陸が決定し、2005年9月に船橋にオープン予定でしたが、流通の迅速化を進めるため延期。
中国に流通センターを作り、2006年にイケアがオープンしたのです。

イケアの環境問題への取り組みと鉄道製作

イケアイケアでは北欧家具ということもあり、多くの木材を使用することから、森林伐採対策やリサイクルなどに対して非常に関心が高く、1980年代から積極的に環境問題に取り組んでいます。
熱帯雨林の木材を使わないようにし、植林から利用する、包装材・家具の再利用などさまざまな取り組みをしています。

2002年にはイケア鉄道をスウェーデン、デンマーク、ドイツで設立しました。
これはイケアの配送にトラックを使わずに環境保護を掲げて作ったものです。
環境問題だけでなく、輸送コストが安く、時間も確実でメリットの多いイケア鉄道ですが、これだけで1日50台のトラックを使わなくて済むようになったのです。

イケアの話題性

イケアは大規模で格安の家具店として世界に展開していますが、その話題性からもオープン時には多くの客が殺到し混乱を招いています。
イギリス・エドモントンでは深夜オープンにも関わらず7000人がイケアに押し寄せるなど、イケアの人気ぶりが伺えます。
中国ではなんと桁違いの8万人が来場したというから驚きです。

また、日本のイケアでも平日にも関わらず、インテリアを見て食事をしていく家族連れがとにかく多いのがわかります。イケアはインテリアだけでなく食事も楽しめることからオープン後も高い人気があります。

イケアで食事

イケアでは家具を選んだりウィンドーショッピングを楽しんだら、イケア内にあるレストランやカフェで食事をとることができます。
そしてこれもイケアの価格が設定されていて美味しくとても安く食べることができます。
ホットドッグは100円、ソフトクリームは50円と手軽に腹ごしらえをして、また家具を見に行くことができます。

また、イケアカードという無料のメンバーズカードがあり、これを提示すればドリンクがホットとコールドどちらも無料でした。
現在は何か食事メニューを注文すると、ドリンクが無料になるというように変更されました。

しかしイケアでは食事をするだけのために来場する人もいるくらい居心地のよい場所ですから、レストランのメニューも侮れません。
ぜひイケアで食事を楽しんでみてください。

イケアの今後

イケアは以前そのスタイルが日本には合わずに撤退しましたが、今でも大掛かりな組み立て家具というのは日本では浸透していないのが現状です。
また、郊外にありすぎるというのもデメリットです。
アジアでの進出では多くの外資系大型店が進出しては撤退することもあり、イケアの今後の体勢がどのようになっていくか楽しみでもあります。