雪冷房

雪冷房のシステムについて解説しています

雪冷房

雪冷房という言葉をしっていますか?天然の雪を使った冷房のことです。これは究極にエコであり環境にも優しいと評判です。

特に2008年の洞爺湖サミットのときの冷房はすべてこの雪冷房で賄われたと言われています。

雪の保存方法や冷却システムなどの設備がないため、なかなか保存した雪を全国どこでも使えるようにするのは難しいですが、今後日本だけでなく世界でこの雪冷房が使われると電力や温暖化防止にも期待できそうです。

雪の冷気によって冷やす

雪冷房は雪の冷気を送風することで冷房の役割を果たします。
しかもエアコンとは違い、排熱がないこと、フロンガスもないことから電気代の問題ではなく地球温暖化を抑制していくために必要であると考えられています。

電気代は今までのエアコンの1/10にまで削減できます。1トンの雪で6畳の部屋を20日間冷やすことが可能だそうです。しかも雪は無料ですので、雪冷房が実現すると面白いことが起きそうです。

雪の輸送費がかかりすぎる

雪は寒冷地では数千トン以上が残ってしまいます。除雪費用などもかかり、お金を消費することしか生み出していませんでしたが、これが売れるとなると話は別です。保管しておいて夏場に売ることによって利益が生み出されます。

しかし電気代は安くなりますが、雪冷房を使うところへ輸送する費用が高いので現実的ではないようです。ここは排出権売買によって相殺できないかと考えているようです。

雪冷房マンション

北海道には雪冷房完備のマンションができています。一時保管できる場所があり、雪解けの冷水を循環させて送風しマンション内を冷やす構造になっています。

雪冷房の仕組みは、このように冷水から冷気をとり送風する方法と、雪の冷気そのものを部屋に送風す全空気循環式があります。全空気循環式は大きいホールなどの広間に使われるようです。個室には冷水循環型が適してるようですね。

このように実験的に雪冷房を取り入れるところもあるので今後少しずつ雪冷房が実用化していくと思われます。

雪冷房のデメリット

先ほども書きましたが、雪を持ち運ぶ必要があるため、輸送費がかかること、さらには貯蔵するためのシステムを完備する必要があります。ここにコストがかなりかかってしまい、導入しにくいといったデメリットがあります。

また、エアコンとは違い、冷気を利用するため、雪冷房が効いてくるまでに1時間程度かかる場合もあるそうです。これは送風機の能力や室内温度や広さによってかわりますが、時間がかかってしまうのはデメリットといえるでしょう。