犬が足を上げてしまう膝蓋骨脱臼

パテラという小型犬特有の脱臼で手術が必要な場合も

犬が足を上げてしまう膝蓋骨脱臼

犬が気づいたら後ろ足を片方上げているのを見たことはないですか?これは膝蓋骨脱臼という脱臼の可能性が高いです。これは症状のレベルが段階的にあり、手術が必要な場合もありますので注意してください。

膝蓋骨脱臼、別名パテラ

小型犬に多く、膝蓋骨脱臼はパテラとも呼ばれています。
もともと小型犬は関節が外れやすいのですが、これがひどくなると骨が変形してしまったりして手術もできなくなってしまう可能性がありますのでまずはすぐに病院にいきましょう。

パテラになりやすい犬種としてはポメラニアン、ヨークシャー・テリア、トイ・プードル、チワワなどです。毎月狂犬病予防などで病院に行った際に関節を見てくれる場合もあるので関節の状態は毎年把握しておくと安心です。

関節が外れる音がする

激しく暴れたり、抱っこしたりするときにゴキッとかコキとか音がすることがあると思います。その時に後ろ足の関節が外れています。痛みがひどいときはキャンと鳴くこともあります。

このようにいつも外れやすい場合と、たまたま外れてしまう場合があります。ひどくなると外れたままになってしまうので病院で診断してもらう必要があるでしょう。

膝蓋骨内方脱臼の種類

膝蓋骨内方脱臼には二種類あり、もともと膝蓋骨内方脱臼であるのか、何か外的要因等があり膝蓋骨内方脱臼になってしまったのかに分けられます。

先天性の場合は歩けるようになった時から後ろ足の関節が外れやすい状態です。たまに外れてしまうことがあるのでこれは病院で診断してもらうとすぐにわかります。

後天性の場合はフローリングで滑りやすかったり、体重が増えることによって関節に負担がかかりなってしまうようです。これは年令に関係なく発症します。

パテラのグレード

パテラには4段階に症状のグレードが分かれています。

グレード1

時々脱臼を起こし短い時間の跛行が認められます。足を伸ばして膝蓋骨を指で押すと簡単に脱臼するが、指を離せば元に戻るのが特徴です。

グレード2

膝を曲げて、足を軽くついて歩くような歩様となります。膝関節を曲げると膝蓋骨は脱臼するが、足を伸ばすと元の位置に戻るのが特徴です。

グレード3

バランスをとるために地面に足を触れるだけでほとんど力をかけずに歩きます。
脱臼したままの時間の方が長く、関節の動きによって時々元の位置に戻ります。
また、指で押すと一時的に戻るが関節を曲げると再度脱臼してしまうのが特徴です。

グレード4

足を持ち上げたままで、全く使わない状態で歩きます。歩くときは背を曲げ、うずくまった様な姿勢になります。常に脱臼したままで、元に戻ることがありません。

パテラの治療方法

パテラの治療方法は内科療法と外科療法に分けられます。

内科療法

パテラのグレードによりますが、内服薬、サプリメント、運動療法などがあります。
  

外科療法

手術することで脱臼しにくいようにします。年齢や犬種、体重などいろいろなことを考慮して決められます。