ネクタイ需要が激減も業界団体は「絶対なくならない」と発言。みんなの反応は?

クールビズが始まって明らかにネクタイの着用頻度が減った日本。この時点で右肩下がりを毎年続けているネクタイ市場ですが、テレワークが一気に広がったことでさらにネクタイ需要が落ち込んでいます。これまでにネクタイ市場は毎年下がり続けているものの、東京ネクタイ協同組合の和田理事長は、大事な商談やオフィシャルな会議、プレゼンなどTPOに合わせたネクタイの着用を勧めており、「絶対にネクタイはなくならない」と断言。

ネクタイ市場はなくならないが、今後も縮小するほうが可能性が高い

東京ネクタイ協同組合の和田理事長が断言したネクタイはなくならない発言は当然で、ネクタイがなくなることはまずありえませんが、市場が縮小していくことはほぼ確実でしょう。

東京ネクタイ協同組合による「日本のネクタイ生産および輸入の推移」を見ると、コロナ以前の2019年までのデータでは明らかに右肩下がりが続いています。さらにテレワークが始まったことでより大きな打撃が2020年、2021年と続いていることが予想されます。

日本のネクタイ生産および輸入の推移(数量)

2006年 40,868,000本(前年比1.5%)
2007年 40,179,000本(前年比-1.7%)
2008年 35,002,000本(前年比-12.9%)
2009年 32.017,000本(前年比-8.5%)
2010年 31.166,000本(前年比-2.7%)
2011年 29.216,000本(前年比-6.3%
2012年 25,224,000本(前年比-12.3%)
2013年 25,294,000本(前年比0.3%)
2014年 24,314,000本(前年比-3.9%)
2015年 22,051,000本(前年比-9.3%)
2016年 19,250,000本(前年比-12.7%)
2017年 20,854,000本(前年比8.3%)
2018年 19,124,000本(前年比-8.3%)
2019年 17,339,000本(前年比-9.3%)

この推移だけを見ると2006年から2019年まで、50%以上落ち込んでいるのがわかります。

ネットでのネクタイに対する反応

ネクタイは不要派の意見

  • しなくて良いならしたくない。ファッションとしてやりたい人だけやるようになって欲しい
  • 鬱陶しいし私にとっては仕事の邪魔でしかない
  • 押し付けで強制されるのは嫌だね。したい者がすればいいだけ
  • TPOに合わせて使うのはいいけど、まるで制服のように強制するのはもう時代にあってないと思う
  • ネクタイする理由「昔からやってるから」では今後通用しない
  • 見栄えは確かにいいけど、巻くの面倒だし巻けば首が苦しいし、冷静に考えるととんでもない文化だよな
  • 仕事で着用する意味はないと思います
  • 首を締め付けられて鬱陶しいし、ぶらぶらして邪魔
  • ネクタイもそうだし、正直スーツもいらない
  • パソコンで作業するのが当たり前の時代に、スーツは作業がしにくいし意味がない
  • ネクタイを締めるひと手間が、朝の忙しい時間には非常に勿体なく感じる
  • 夏にネクタイしてる人見るとちょっと暑苦しく感じる
  • 日本の気候にネクタイや革靴は不向き
  • ネクタイしてなくても、仕事ができるならいいんじゃない?

ネクタイは必要(悪くない)の意見

  • カラーを変えることで毎日の気分が明るくなりました。だからネクタイも悪いものではないと思っています
  • Yシャツに合わせるオシャレアイテムとして認知されるようになってもいい
  • 服装考えるのがめんどくさいから絶対必要
  • 結婚式でネクタイなしは有り得ないし、ここ一番って時にスーツの正装でカッチリキメるのは悪くないと思う
  • ネクタイしてない営業はだらしなく見えるから取引の優先度を下げるよ
  • ネクタイを締めて初めてスーツスタイルは完成すると思っているから、自分個人としては今後も着ていく
  • ネクタイを普段しないことで逆にネクタイをするとフォーマル感が出て色々と演出しやすくて便利になった

ある程度柔軟な考え方が日本で浸透するかどうか

ネクタイはすべき場面では絶対にする必要があると考える人がほとんどですが、一方でする必要がない場面で強制的につけなければいけないのは耐え難いというものでした。そしてつけたい人は自由につければいいし、つけたくない人はつけなくてよくなればベスト。

取引先がネクタイをつけているからこちらもつけなければいけないという考え方は未だにビジネスでネクタイは不要になっていないということの現れです。最近はノーネクタイが多くなってきたのでお互いにノーネクタイで取引することは多くなってきましたが、双方ネクタイをつけたほうがいいのかな?という勘ぐりや遠慮はなくなっていないようです。

日本の気候が東南アジア化しはじめており、気温とともに湿度も高くなり、またパソコンなどの事務職が圧倒的に増えていることからネクタイをつけた正装で事務職をする必要があるとは思えず、今後さらにネクタイ市場は縮小の一途を辿ることになるでしょう。

私もスーツにネクタイはおしゃれでかっこよく見えるのでネクタイ自体は悪いものとは思いませんが、正直日々の業務でネクタイもワイシャツもアンダーシャツもスーツも革靴もすべて不要と思います。作業着のように汚れても良い服や安全を考えた機能的な服装が必要な仕事なら強制着用させるべきですが、事務職に必要なのはいかに快適に効率よく仕事をこなせることです。

一方で服装が自由ならスーツでキメたい人はバリバリスーツとネクタイでお洒落にキメた格好で事務職をすればいいと思います。服装は多くの人が不快に思わない格好であればどんな格好でも自由であるべきで、それを多くの人が許容する文化が日本で育まれていくかが問題です。私は日本人にはそれはまだ無理だと思っています。