職場の飲みニケーション、6割の人が不要と思う

コロナが収束し始めた2021年12月の忘年会シーズン。しかしまだ油断できないこと、そして職場の飲み会、忘年会はもうこの際なくしてほしいという声がネットで大きくなっていく中、また新しい調査結果が出てしまいました。

日本生命保の調査によると、飲みニケーションは不要だと思う人が6割以上もいたのです。会社や取引先との飲みニケーションは、参加している人の半分以上が行きたくない場と思っていることもあり得るということですよね。場合によってはほとんどの参加者が嫌々参加している飲みニケーションの場もあるはず。

ネットでは特に飲みニケーション不要論が強く叫ばれており、逆に飲みニケーションは必要と思っている方はその主義主張を発することができないくらい飲みニケーション不要論が大きくなっているように感じます。ネットの意見をまとめてみました。

飲みニケーションについてのアンケート結果

  • 「必要」または「どちらかと言えば必要」と答えた人は38.2%
  • 「どちらかと言えば不要」または「不要」と答えた人は61.9%

必要と答えた人の年代

  • 20代...33.9%
  • 30代...39.8%
  • 40代...37.5%
  • 50代...39.7%
  • 60代...36.4%

必要と答えた人の職種

  • 公務員...51.8%
  • 経営者・役員...49.1%
  • 正社員...41.1%
  • 自由・自営業...37.9%
  • 契約社員...36.1%
  • アルバイト...29.0%

飲みニケーションは不要、という声を出しやすくなってしまった

飲みニケーションは「必要」または「どちらかと言えば必要」と答えた人は、去年のアンケートから16.1ポイント減少したということで、去年はまだ必要と考えている人が多かったことになります。その理由としてはオンライン飲み会などが流行ったりリモート生活が始まる中で、昔のように飲みに行ったりしたいという人恋しい部分がまだあったのかもしれません。

しかしそれからさらに1年間リモート生活と飲み会の自粛が続いた結果、2年が経過するともう飲み会自体がないならないで気が楽であることを体感してしまった感がありますね。

今までは仕事の一環として仕方ないか、と参加していたものの、出勤のストレスから開放され職場の人間関係のストレスから開放された人たちは、会社やそこでのしきたりに対する意識が激変したのではないかと想像します。

これまで通り上司や経営者から強制されれば仕方なく参加せざるを得ないことには変わりませんが、それでも『「必要」または「どちらかと言えば必要」と答えた人は、去年のアンケートから16.1ポイント減少』という減少率を考えてもかなり多くの人たちが飲みニケーションを拒絶したいと思っていることに間違いはありません。

強制されて参加する飲みニケーションの場で本当に心からのコミュニケーションが取れるのか疑問ですし、それは強制している側の独りよがりではないのかなと思ったりもします。

意味のある飲みニケーションであれば私はやるべきと思いますが、一部の人達だけが精神的に満足する程度の飲み会ならそれは無意味であり今一度飲みニケーションをする意味を考え直してみることが必要なのかなと思います。既に過半数が飲みニケーションは不要と考えている時点で上司と部下、職場全体で飲みニケーションに対する意見の調和が取れるとは思えませんけどね。

飲みニケーションに対するネットの意見

飲みニケーション反対の意見

  • 「飲み会」というビジネスコミュニケーションはあってもいいが、相手に合わせることが大原則
  • 面倒くさい奴と2時間以上過ごすって、時間の無駄
  • 会社の飲み会でも同期だけだったら好きかも
  • 酒は気心知れた仲間と飲むのが楽しいのであって、会社の飲み会は仕事の延長
  • 飲み会がなくなったことでコミュニケーションが希薄になったことはない
  • 一部の上司は酒を飲むと愚痴や部下の悪口、セクハラ、プロ野球の話を永遠にするなど、地獄でした
  • 飲みたくない人を無理矢理付き合わせて「コミュニケーション」を強要し「仲良くなれる」と思っている人は傲慢
  • 飲まないと仕事上の関係築けないというのは逆にどうなのか
  • 時間外手当も付かないのに、無駄な神経使いたくない
  • 若い頃はさんざん飲みニュケーションとやらをやったが、ほとんど無駄だったと思う
  • 飲みにケーションは自分が楽しんでいてもふと他を見ると付き合いで来た感じのテンション低い人絶対いる
  • いつも大して会話なんてしないのにいきなり飲み会でってなるから「えっ、何キモっ」ってなるわけで
  • 飲みの席で人事が決まるからいつまでたってもおかしな人が上の席にいる
  • 「お酒を飲んでいると本音で話せる」などといっていたバカな経営者もいました
  • 飲まなきゃ本音が聞けないと言う上司は、「自白剤使わないと本当の事を聞けない」と言っていると同じだと認識すべき
  • テレビで、飲み会に残業代出るのですか?と聞いた新人が話題になってましたが、むしろこの感覚の方が正しいと思います
  • 飲み会が仕事に必要だと言うのなら、残業代を出して飲食代も経費にすべきだろう
  • 飲んで酩酊しないとコミュニケーションが取れない上司というのは上司失格
  • 管理職のおっさんのほうだってさほど気の合わない部下とわざわざ時間作って呑みたくないよ
  • 信頼関係を深めるために飲むのではなく、信頼関係が深いと飲みたくなるのです。プライベート飲み会はそうですよね

飲みニケーション賛成の意見

  • 飲み会も仕事の一部にして給料を支払ったほうがまだ納得できるひとも多そう
  • 社内でも飲み会での人脈作りはものすごい大事
  • 芸人さんたちが良く先輩におごってもらった話をしているのを見ていると、それもコミュニケーションだろうなと思ってしまう
  • 普段話さない人と話す機会が作れるから良いかな
  • 無駄な時間となる事もあるが視野が広がる事もある
  • 業務上の関りが薄い部署との人脈はどうやって築くの?そのような部署に仕事上の頼みごとをする際に、信頼関係が凄く影響する
  • 就業時間に仕事以外の話しは出来ないし、取引先が持っている情報も引き出せない。就業時間中は作業をこなし、18時からは新たなビジネスチャンスを探しに会社の金で飲み歩いてます
  • 飲みニケーションの中で色々気づくことやできる関係性があるし、そういう場で色んな人を見ることで仕事で人に会うときに役立つこともある

飲みニケーションは「仕事」

ネットの意見を色々見ていくと、結局会社で行われる飲みニケーションは仕事(の延長)なんだなと思わされますね。嫌だと思っても社内・他部署・取引先の繋がりをつくる場として飲みニケーションが有効に機能している(場合によっては効果が最大化する)のも事実。

私個人は飲みニケーションは不要だし参加したくないと思っていますが、ビジネスで有利に進める上で完全否定はできません。実際そんなシーンはゴロゴロあるので。あ、ほらやっぱり仕事なんですよ、飲みニケーションは。

仕事熱心なワーカホリックタイプなら飲みニケーションはかなり重要な場面と言えますが、そんな人たちも柔軟に考えて、一般的には就業時間が終われば給料は出ないし嫌な飲み会になんて参加したくないと思うのも理解すべきです。

会社の飲み会参加で時間分の給料を出すのはなかなか難しいと思いますから、会社関係の飲み会は基本的に自由参加であるべきで、自由に参加してそこで親睦を深めるなり仕事に繋げるための人脈づくりをするなりしてもらえれば良いかなと思います。飲みニケーション以外でも仕事を有利にすすめる方法はいくらでもありますからね。

多様性のある社会、働き方改革はここにあると思います。