柔軟な働き方ができないとストレスレベルが比較にならないほど高まることが判明

テレワークが浸透したにも関わらず、多くの会社がなぜかテレワークをやめ始めており、米国、オーストラリア、フランス、ドイツ、日本、英国の合計1万818人のナレッジワーカーを対象にアンケートを集計した結果が恐ろしいことになっています。

結果は32%がテレワークから出社等に戻ったところ、2020年からとってきたアンケートの中で最もストレスレベルが高いことがわかっています。

人の自由を奪う働き方は、人にとって最適とはいえない

  • ワークライフバランスのスコアの下げ幅・・・柔軟に働く従業員の2倍
  • 職場環境に対する全体的な満足度の下げ幅・・・柔軟に働く従業員の1.6倍
  • 仕事に対するストレスや不安・・・リモート勤務者の1.5倍悪化

会社の営業活動が出社を伴うことで維持できることは明確ではあるものの、出社をすることがどれだけ労働者の負担になっていたことかよくわかるアンケート結果です。

社会構造上一定のルーティーンで働くことが効率が良いことも間違いありませんが、人にとってそれを強いることは精神衛生上ふさわしくないことも浮き彫りになってきました。

人の自由を奪う職場は離職率が高くなる

完全出社固定でしか働けない人は、柔軟に働ける人に比べて翌年離を考える人が20%も多いことがわかっています。職場や仕事内容ではなく自由を奪われている生活についてストレスを募らせていると考えるのが妥当でしょう。

また今後の働き方がどのような方針で進められていくかが不透明な会社の場合、今後1年で「必ず」退職すると答える人は4倍になるそう。

柔軟な働き方は時間的な自由も必要

テレワークという考え方、働き方が日本でもかなり浸透したものの、場所に限定されていて、就業時間はこれまでと同じ固定です。しかし実際は場所の自由度だけでなく時間の自由度もあるべきで、場所の自由度よりも時間の自由度を優先して希望することのほうが多いそうです。

働く時間を柔軟に対応できないと答えたナレッジワーカーは、柔軟に対応できる従業員と比べて
仕事に対するストレスや不安を感じる割合・・・2.2倍
ワークライフバランスへの不満を持つ割合・・・1.7倍
燃え尽きを感じる割合・・・1.4倍

というデータがあります。

人は自由であり、それを奪われることにストレスを感じる

本来、人はそもそも自由であり、なにかに束縛されて生きていくことは自然ではありません。社会が成熟し資本主義が一般的になってから労働者は拘束されることが当たり前になっていましたが時代が変わったようです。

人間らしい本来の生き方を改めて知ってしまった人たちにとって、柔軟な働き方が、できるのにあえてしない企業に対しては明らかな不満を持つということです。