頭皮の皮脂が多いと抜け毛リスクが高まる、は本当

世間では、皮脂が毛穴に詰まると抜け毛が増えると言われることがありますが、半分正解で半分間違いです。

抜け毛は皮脂が毛穴に詰まったことが直接的原因ではなく、皮脂が多いことによってマラセチア菌が大量増殖することで起こります。しかも毎日100本の抜け毛、のような低次元の話ではなく、普通にハゲるレベルの「抜け毛が増える」話です。

皮脂が毛穴に詰まっても髪の毛は抜けない

よく皮脂が毛穴に詰まって髪の毛が抜ける、ということが言われていますが、実際は皮脂が毛穴に詰まっても抜け毛は増えませんし、直接的な原因にはなりません。

髪の毛は毎日少しずつ伸びています。万が一毛穴に皮脂がべったりと詰まっていたとしても、その毛穴の皮脂も伸びる髪の毛と一緒に押し出されています。

皮脂分泌量が多く皮脂が毛穴に詰まっていると髪の毛が抜けるとするならば、ホームレスなどでシャンプーができない人は全員髪の毛がないスキンヘッド級のハゲになりますが、実際はそうではありませんよね。

皮脂が多いとマラセチア菌の増殖によって驚異的な量の抜け毛が発生する

頭皮にいる常在菌のマラセチア菌は、皮脂を栄養としています。皮脂が過剰分泌されるようになると、一定数でとどまっていたマラセチア菌が一気に増殖します。

このマラセチアが増えると毛穴にはマラセチアによる代謝物によって炎症が起こります。これによって抜け毛が生じます。この時の抜け毛の量は異常で、普通は1日50~100本の抜け毛なら正常範囲内ですが、この時は200本は抜けてしまいます。実際に私がそうでした。

殺菌系シャンプーはマラセチア菌には効果なし

マラセチア菌が一旦増えてしまうとフケや痒みがひどくなり、頭皮湿疹が出て抜け毛が発生します。

ここで多くの人はメリット、トニックシャンプー、サクセスなどのフケ、抜け毛、痒み予防のシャンプー、殺菌成分が含まれているシャンプーを使うのですが、これらを使ってもマラセチア菌に対しては全くの無駄です。

マラセチア菌は雑菌ではなく真菌であり、水虫のようなものなので、そもそもシャンプーの殺菌成分とは畑違いなんです。

マラセチアを殺菌できるシャンプーを使う

皮脂を取り除くのではなく、マラセチア自体を殺菌して減らすシャンプーを使う必要があります。

日本ではコラージュフルフルというシャンプーがありますが、正直ほとんど効きません。皮膚科でケトコナゾールローションを処方してもらうのがベストで確実。

日本では売っていませんが、海外から皮膚科で処方されるケトコナゾールが配合されているシャンプーを個人輸入できるので私はそれを使用しています。