ドリエル(一般名:ドキシラミン)が効く人と効かない人の違いは、個人差によるものが大きく関与しています。
例えば、ドリエルの代謝速度や血中濃度が異なる場合や、睡眠障害の種類が異なる場合など、個人差が影響していると考えられます。
一方で、ドリエルを飲んでも眠れない場合の原因は、次のようなものが挙げられます。
- アレルギー反応・・・ドリエルにアレルギーがある場合、眠気を引き起こす代わりに、かえって興奮状態を引き起こすことがあります。
- 消化不良・・・ドリエルは、食後に服用することが推奨されます。しかし、胃腸の問題がある場合、薬を飲んだ後に吐き気や胃痛が起こることがあります。
- 他の薬との相互作用・・・ドリエルは、他の薬物と相互作用することがあります。特に、中枢神経抑制作用を持つ薬や、アルコールと併用すると眠気が強くなる場合があります。
ドリエルの持続時間
ドリエルの効果は、服用後30分から1時間程度で現れ、持続時間は約4~6時間程度とされています。ただし、個人差や服用量、服用時間などによって異なる場合があります。
ドリエルを飲んでも眠れない場合や途中で目覚めてしまう場合は、ドリエルでは効かない別の原因がある不眠症の可能性が非常高いので、次は医師に相談して睡眠薬の処方をお願いすることになります。
ドリエルが効かない場合の睡眠薬
ドリエルを飲んでも眠れない場合、医師に相談して、代替えとなる薬を検討することが重要です。というのもドリエルが効かない場合、大量にドリエルを飲んでもその場合の不眠症にはまったく効果がないためです。
眠りにくさの原因によっては、ベンゾジアゼピン系薬剤や非ベンゾジアゼピン系薬剤など、異なる種類の睡眠薬が使用されることがあります。ただし、睡眠薬は中毒性があるため、医師の指示に従って正しく使用することが必要です。
ドリエルと睡眠薬の違いとリスク
ドリエルは、睡眠薬ではありませんが、眠気を引き起こすことから、睡眠補助薬として使用されることもあります。
ドリエルは、中枢神経系に影響を及ぼすため、長期間の連続使用や過剰な服用は、依存症や副作用のリスクを高めることがあります。また、運転や機械操作など危険を伴う作業を行う前に使用すると、事故を引き起こす可能性があるため、医師の指示に従って使用することが必要です。
一方、睡眠薬も、適切な用法に従って使用しないと、依存症や中毒、死亡などのリスクがあるため、医師の指示に従って使用することが重要です。また、睡眠薬の使用中には、深い眠りから目が覚めにくくなるため、眠気が残っている場合は、自動車や危険物を扱う作業などは避けるようにしましょう。
どちらの薬も、適切な用法に従って使用しなければ、健康にリスクをもたらす可能性があるため、自己判断せずに、医師の指示に従って使用することが大切です。