睡眠の質を考えたとき、寝る前に食べてはいけないもの

睡眠の質を考えたとき、寝る前に食べてはいけないもの

睡眠の質を低下させてしまう食べ物をリストアップしました。

食べすぎてしまったときも睡眠の質は低下するとのことなので、食べ過ぎに関することもまとめてあります。食事と睡眠の関係をシェアします。

カフェインを含む飲み物(コーヒーや紅茶、エナジードリンクなど)

刺激物質であるカフェインが体内に吸収されると、脳を刺激して覚醒状態を維持するため、入眠を妨げることがあります。

アルコール

アルコールが入眠を促すというイメージがありますが、実は深い眠りを妨げ、途中で目が覚めやすくなることが知られています。

なぜ深い眠りが妨げられてしまうかというと、アルコールが体内から排出される過程で、アルコール代謝物質「アセトアルデヒド」が産生されます。このアセトアルデヒドは、神経系に作用して脳波のパターンを変化させることで、浅い眠りを誘発しやすくなります。

また、アルコールは利尿作用があり、頻繁にトイレに起きることがあるため、睡眠の継続性にも影響を与えることがあります。

さらに、アルコールは睡眠の最も深い段階であるREM睡眠(Rapid Eye Movement sleep)の割合を減らすことが知られています。

脂っこい食事

高脂肪食を摂取すると、消化器官が過剰な働きをするため、体内での消化・代謝がうまくいかず、不快感を引き起こし、入眠を妨げることがあります。

また、高脂肪食を摂取すると、脂肪の代謝に伴って体内で熱が発生するため、体温が上昇して、睡眠の質が低下する可能性があります。

しかし、脂質自体が睡眠の質を低下させるというわけではなく、必要な脂質を適切に摂取することは、むしろ睡眠の質を改善することがあります。例えば、オメガ3脂肪酸の摂取が、睡眠の質を改善するという報告があります。

スパイシーな食べ物

辛いものに含まれるカプサイシンは、体温を上げる作用があります。そのため、就寝前に辛いものを食べると、体温が上がってしまい、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりすることがあります。

また、胃腸に刺激を与えるため、胃腸の不快感を引き起こすこともあります。

炭水化物

急激な血糖値上昇を引き起こし、体内のセロトニン(幸福ホルモン)の分泌を促すため、一時的にはリラックス効果があるかもしれませんが、その後に眠気が覚めてしまうことがあります。

食べ過ぎたときの睡眠の質の低下について

体温上昇

食べ物を消化するために体内でエネルギーが消費されるため、体温が上昇することがあります。その結果、体温調節機能が正常に機能しなくなり、睡眠の質が低下することがあります。

血糖値の変化

食べ過ぎると、血糖値が急激に上昇し、その後急激に下がることがあります。この血糖値の変化は、脳内の神経伝達物質やホルモンに影響を与え、睡眠の質を低下させることがあります。

総じて、食べ過ぎた場合は、消化や代謝に関わる身体的なプロセスが睡眠の質に影響する可能性があります。