
他社から引き抜かれる社員になれ
ヘッドハンティングされるためのバイブル、そう考えるよりはそうなるくらい今の会社で頑張れ、というメッセージが強い本です。誰もが当たり前だと思っていることが実は完璧にできていないことがこの本を読むことで実感できます。
代替案のない否定はするな
他社から引き抜かれる社員になれ 30ページ
問題点があるときは否定するべきですが、否定するからにはそれよりもより良い代替案を用意しておくべきです。
もし現状よりも良くなる方法が見つからないときは現状で甘んじるほかないわけです。
その代替案がないなら否定するな、ということではなく、いつもより良くなることを考えておくことが大切だ、ということです。
否定だけなら誰でもできますからね。そこからどうしたらもっと良くなるか?を常に出せるような人が「できる人」なのでしょう。
口約束を大切にせよ
他社から引き抜かれる社員になれ 19ページ
仕事でもプラベートでも「今度一杯やりましょう」とか社交辞令での一言ってけっこう使ってますよね。
しかしこういった口約束をただの社交辞令で毎回終わらせていると、「どうせ社交辞令だから」とか「ただの口癖でしょ」などといい加減な人として見られてしまう場合があります。
そもそも約束しても守れないなら最初からするな。
一度誘ってしまったらどんなことがあっても実行せよ。
自分の言葉には責任を持つ。
当たり前のことができないからこそ「できる人」になれないのですね。
ちょっと面倒くさいなとか、まあいっか、こういうことをやめていくことで、信頼感のアップに繋がるのだと思います。
言い訳上手、逃げ上手になるな
他社から引き抜かれる社員になれ 43ページ
どこにでもいますよね。
「いやーほんと忙しいよ」とか言っている人。
彼らはただ自分に仕事や雑用、頼まれごとが来ないように逃げ道の言い訳をしているだけです。
私も自分で言いそうになるのを抑えます(笑)
さらに、「え!?何言ってるの!?」と思える逃げ文句。
「聞いていません」「担当ではないですから」「前任者がしたことですので」という言い訳。
このような言葉は論外です。
「部下には言っておいたのですが・・・」と自分の上司に言い訳するのもとても恥ずかしい逃げです。
自分の周辺のことは少しは耳に入るでしょうし、突発的なことはいつでも起こりえると常に認識しておくことが大切。何があっても焦らず自ら片付けてしまう。
「できる人」はこのよう信頼を勝ち取っていくのだ、という著者の言葉が聞こえてきます。
専門家ネットワークを築け
他社から引き抜かれる社員になれ 82ページ
ひとりで全てをこなすことは到底無理。
だからこそ専門的な知識をアウトソーシングするのは当たり前ですよね。
しかしそこはお金で繋がる仕事の関係ではなく、友人関係になることが大切と説いています。
やはりビジネスだけの薄い関係では転びそうになったとき腕を取ってくれるわけがありません。
公私共にこの人と仲良くしたいと思えるブレーンを少しずつ擁していきたいですね。
また、優秀な人材は部下のようにお金で組織にいる関係ではないため、自分も彼らのブレーンになれるように常日頃スキルアップし、頼りになれる人間になっていないといけません。
結果的に自分も、その周りもレベルが高い状態をキープできるのだと思います。
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