バイオガソリン 問題点、燃費、価格など

自動車の救世主になると期待されたバイオガソリン

バイオガソリン

ガソリン価格の高騰と、二酸化炭素による温暖化が問題になる中、車の需要は大きくなり、さらに便利なライフスタイルが確立された現代では、車社会を簡単には崩せない現状があります。
そこに環境にやさしいバイオガソリンが登場し、いよいよ日本にもバイオガソリンが販売されるようになりました。
バイオガソリンの気になる燃費や価格、販売店情報などを解説していきます。

バイオガソリンとは

バイオガソリンとは、トウモロコシやサトウキビなどの植物を原料としたバイオエタノールを混合したガソリンです。

細かく説明すると、バイオガソリンはバイオエタノールと石油ガスを混合した「ETBE」と呼ばれる液体燃料をガソリンに混ぜたものです。

ですから、バイオガソリンを一から生成している新しいものではなく、既存のものを環境に配慮した形で作られたものがバイオガソリンです。

バイオガソリンの性能、価格、燃費

このようなエコロジー系の商品はよく既存のものよりも性能が落ちるというイメージが強いですが、バイオガソリンの場合は一般のガソリンと比べて性能、燃費は同じ、販売価格も同じく設定していくということで、注目が集まりやすいのが特徴です。
さらに、現在のガソリン車でそのままバイオガソリンが利用できるのも普及するであろう大きな要因でしょう。

バイオガソリンの販売店

バイオガソリンを販売するのは首都圏50か所のガソリンスタンドで、販売は2007年4月27日からスタート。 さらに販売店を08年度に100か所、09年度には1000か所に増やす予定です。 10年度には全ガソリン販売量の2割がバイオガソリンとなる見込みです。
出光のバイオガソリン販売店

ENEOSのバイオガソリン販売店

JOMOのバイオガソリン販売店

バイオガソリンを安く給油する

各GSでは独自のクレジットカードを用意していて、そのカード利用によってポイントが貯まったり、給油時に料金を割り引くなどのサービスを行っています。

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出光カードまいどプラスは年会費無料、ETCカードも無料、いつでもガソリン・軽油2円/ℓ引き。入会後1ヶ月間は5円2ℓ引き。

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海外でのバイオガソリンの普及

日本では2007年にバイオガソリンの一般販売がスタートしましたが、海外ではそれよりも以前にバイオガソリンが普及しています。

アメリカのバイオガソリン

アメリカの車社会は誰もが知っていますが、その多くの車でバイオガソリンが使われようとしています。
現在は2007年のバイオガソリン普及率を自動車燃料全体の4.02%に設定し、さらに2017年までに15%に高めるとしています。
これは車大国のアメリカが日本車にハイブリッドカーなどで環境面での負けがあり、バイオガソリンを利用することで環境についての強みを出す、という自動車業界自体の動きも絡んでいるようです。

ブラジルのバイオガソリン

ブラジルではバイオエタノールをガソリンに20~25%配合しているぐらいのバイオガソリンへの関心が高まっています。
ブラジルではバイオガソリンの要とも言えるバイオエタノールの輸出国として有名ですし、バイオエタノールの混合を義務付けていることから、バイオガソリンの使用率のかなり高くなっていると言えます。

ヨーロッパのバイオガソリン

ドイツ、フランス、スペインではバイオガソリンへの税制優遇などで環境問題への前進を促しています。

バイオガソリンの疑問を解消

バイオガソリンはJIS及び品質確保法に定められた規格に合致するレギュラーガソリンですので、基本的に一般のガソリンとほぼ同じものと言えます。
乗り心地もバイオガソリンだからといって悪くなるということもなく、燃費も変わりません。
価格も同等に設定していくということで、バイオガソリンが普及していくことに対して消費者としてはハードルが低いものと考えられます。
また、人体への影響などはレギュラーガソリンと変わらないといいます。

バイオガソリンが主流になると他の商品の値段が変わる

バイオガソリンはバイオエタノールとガソリンを混ぜることによって作られますが、そのバイオエタノールの原料となるサトウキビなどが多く作られるようになります。
ただ、今まで作られていたオレンジなどをサトウキビ畑へと切り替えるため、今まで作られていた分のオレンジが供給されなくなってしまうという事態になってしまいます。

バイオガソリンがただ単に環境によいということではなく、バイオガソリンの使用を義務付けるなど、確実にバイオガソリンの需要が高くなるのが農家の変化の原因です。

実際にオレンジの価格は高騰し、オレンジジュースの価格が上がっているのが現状です。
バイオガソリンが売れるため、オレンジの産地がオレンジからサトウキビ畑へ変更していることが原因ですが、これを止める方法はありません。

バイオガソリンの関心の高さ

バイオガソリンは今後の石油資源や環境問題を考えると多く普及させていく代替燃料になるだろうものですが、27日から首都圏の販売店で給油がスタートすると、値段が少しくらい高くても環境を考えてバイオガソリンを入れる、という人が多かったと言います。