脂肪吸引 痛みや手術内容、麻酔についても

脂肪自体を減らすことで太らない体へ

脂肪吸引

ダイエットをしなくても脂肪そのものを取り除く脂肪吸引。一度してしまうと太ることがなくなるということでとても人気があります。

脂肪吸引とは

脂肪吸引とは、2~4ミリの細い管を用いて体脂肪を除去する方法です。ダイエットと違い、脂肪そのものを吸引して除去してしまうので、リバウンドなどのように太る体型に戻ることがありません。

脂肪吸引は、痩せたい部分の皮下脂肪だけを、バランス良く減らしてゆきます。日本人に多くみられる下半身太りのアンバランスな体型も、脂肪吸引によるボディデザインで理想的なプロポーションへ近づけることが可能です。

なぜダイエットではなく脂肪吸引なのでしょうか。

肥満というのは脂肪細胞の数が増えるのではなく、脂肪細胞の大きさが大きくなる現象です。ダイエットは脂肪ひとつひとつの大きさを小さくすることにより体重が減ることですが、ダイエットにより脂肪細胞の数が減るわけではありません。ですので、ダイエットでは食べてしまえばまた脂肪細胞が大きくなり太ってしまいます。

脂肪吸引は脂肪細胞数を約1/3に吸引してしまう手術です。脂肪吸引によって、食べても脂肪細胞数は増えることはなくなるわけです。これがリバウンドのおこらない最大の理由です。

脂肪吸引できる部分は、頬,二重アゴ,二の腕,背中,腰,腹(胃のあたりの上腹部,へそより下の下腹部,ウエスト),おしり,太もも(内もも,外もも,膝まわり,うしろ側),ふくらはぎ,足首です。

脂肪吸引によってどの程度細くなることができるかというと、取りたい部位の脂肪を手で大きくつまんでみてその厚さが1/3ぐらいになるぐらいが細くなる目安だと思って下さい。

脂肪が多くついていることが多く、細くなる効果が比較的高い部位としては腹・おしり・太もも・二の腕などです。逆に筋肉や骨が太くて細くなりにくい場所はふくらはぎや足首などです。

手術の方法

まず最初に脂肪層に薄い麻酔液と止血剤が入った生理食塩水を大量に注入し、脂肪細胞に吸引させて脂肪細胞を十分ふくらませます(ハイパーウエットメソッド)

次に直径2~4mmの細い管を、ヒフに開けた小さな数ミリの穴より通して脂肪を強力な吸引力を出す脂肪吸引機で吸い出します。

このとき薄い麻酔液と止血剤の効果により痛みも少なく出血も少なく、しかも脂肪細胞を生理食塩水で十分ふくらませているために、ヒフの表面が凸凹なることなく脂肪吸引できます。
最後にヒフに開けた4~5mm位をナイロン糸で一針縫合して終了します。

歴史

脂肪吸引は1977年フランスで誕生。いまでは超音波脂肪吸引が最先端技術です。

日本での脂肪吸引は約20年前に始まりました。欧米ではそれ以前から脂肪吸引がありましたので、そのデータをもとに医療機器が開発されました。

最初は脂肪吸引という言葉そのものも一般的ではなく、手術をするドクターも現在と比べると手探り状態であったと言えます。つまり、どの程度吸引すれば良い結果が出るかわからず吸引しすぎたり、逆にあまり吸引せず結果が十分でないということも起きていました。

しかし、最近の脂肪吸引は進歩していて、吸引管の種類や吸引口に対する保護、超音波脂肪吸引器の開発がなされました。
またドクターの技術も向上し、医療機器等も進歩した結果、脂肪吸引は安全で確実な手術として広く行われるようになりました。

1992年、超音波を利用する『Ultrasonic Liposuction』を発表、吸引前に超音波により脂肪細胞を破壊することにより吸引効果を高めました。これが現在の体外式超音波法の基礎になってい るわけです。

安全性

脂肪吸引は、吸引する範囲や量によって体への負担が違ってきます。範囲が狭く吸引する量も少ない場合、多少体調が悪くても手術は可能ですが、基本的には体調を整えて手術するということも大切です。

脂肪吸引は安全で確実な方法ですが、良い結果を出すには医者の熟練した技術と丁寧な気持ちが大切です。

脂肪吸引は直径2~3mmという非常に細い管(カニューレ)を通して脂肪吸引します。
しかもそのカニューレの先端は太い血管や神経、筋肉などを傷つけないようにまるみをもった形になっていますので、技術のしっかりしたクリニックで受ければ問題はありません。

脂肪吸引の手術は、麻酔をかけて行うので手術中の痛みはほとんどありません。
この麻酔には、様々な方法があり、それらを組み合わせることで体への負担を軽減させています。

脂肪吸引の麻酔には以下のような種類があります。
局所麻酔...範囲が比較的狭い脂肪吸引
硬膜外麻酔...下半身(腹部より下)の脂肪吸引
全身麻酔...どの部位の脂肪吸引にも可能

脂肪吸引で全身麻酔をする場合は入院が必要になってきます。
その他は入院の必要はありません。

現在は麻酔の方法にもさらに工夫がされていて、硬膜外麻酔で痛みを取り、リラックス効果のある点滴を行なうことで、全身麻酔でないのに全身麻酔と同等の効果が得られる方法も採用されています。

アフターケア

脂肪吸引術後5日~1週間は、ガードルで固定する圧迫が必要となります。
内出血を防ぎ、術後の腫れを最小限に抑えるために行います。
これをしっかりやっておかないと、術後の経過に大きく影響することになります、

また、術後5日~1週間は入浴を控え、濡れタオルで身体を拭く程度にしておいてください。ただし手術個所に水がつかないように下半身だけのシャワーならOKです

2~3週間はスポーツは控えて下さい。太ももの場合はセックスは1週間できません。お酒も1週間は飲まないほうがいいです。

手術後の数日間は、筋肉痛のような痛みが残る場合もあり、痛み止めを処方する美容外科もあります。
脂肪吸引後の痛みは痛み止めで充分にコントロールできる程度です。

傷跡

脂肪吸引には直径数ミリの吸引管(カニューレ)を利用します。
そのカニューレを通すための4~5mmの小さな穴が吸引部位ごとに1ヶ所だけですので、目立つことなく、数ヶ月で治ります。
傷の治り方や期間には個人差がありますが、ほとんどの人は時間とともに傷はわからなくなります。

脂肪吸引した後にデコボコになってしまうウワサ
全体的にまんべんなく吸引すれば、手術によって凹凸ができることは通常はありません。
手術で使用するカニューレは現在では、非常に細いタイプのものが採用されており、脂肪吸引を多く手がけているクリニックであれば、凹凸が出来てしまうような手術をする施設はないと考えていただいて構いません。

脂肪吸引後の皮膚のたるみ
日本人の女性の場合、極度の肥満という方はほとんどいないので、脂肪をかなりたくさん吸引したとしてもヒフがたるんだりすることはありません。
但し肥満がかなり進行している人の場合、あまりたくさん脂肪を取り過ぎるとヒフがタルんでしまう場合があります。

脂肪吸引後の体重の変化

脂肪は油ですから水よりも軽いので、たくさん脂肪吸引したとしても体重にはあまり変化はありません。
体重ではなく、見た目を整えるのが脂肪吸引です。
ダイエットというと、体重が何キロ減少したということを指標にする人がいますが、それはあまり意味がありません。

脂肪吸引では見た目は痩せても体重はさほど変わらないというのが普通です。
また、脂肪細胞を吸引していますので、その効果はダイエットでは作り出すことはできません。

超音波式脂肪吸引

体内式超音波吸引法は超音波メスを改良したもので、体内に入れ、脂肪を直接破壊して吸引するもです。

超音波を用いる脂肪吸引の利点は次のことがあげられます。

・ 内出血が少ない
・ 回復が早い
・ 吸引のムラが発生しにくい
・ 体への負担が少ない
・ 腫れや痛みが少ない
・ 従来より広い範囲の脂肪吸引が可能

どんな脂肪吸引でも超音波を用いた方がいいのかというと、そうではありません。
超音波は熱を発生しますので、必要以上に用いたりすることで熱傷が起こることもあります。つまり、必要な時に適切に超音波脂肪吸引器を用いることが満足する結果につながります。

危険性というと、超音波は体内の診断するために、内科・外科・産婦人科などで、消化器官診断、腹部臓器の診断、乳癌の診断、胎児の診断など、医療の現場ではあらゆる面で活用されていますのでその安全性は高いと言えます。

結果的にどのようになる??

脂肪のつきかたにより細くなるスタイルも変わってきますし、取る部位によっても細くなりやすい部位と、逆に筋肉が多いために細くなりにくい部位があります。

脂肪吸引によってどの程度細くなることができるかというと、取りたい部位の脂肪を手で大きくつまんでみてその厚さが1/3ぐらいになるぐらいが細くなる目安だと思って下さい。

脂肪が多くついていることが多く、細くなる効果が比較的高い部位としては腹・おしり・太もも・二の腕などです。逆に筋肉や骨が太くて細くなりにくい場所はふくらはぎや足首などです