
弔電の例文とその送り方を解説
訃報はいつ届くかわかりません。事情により通夜・葬儀へ参列できない場合は弔電を打ちましょう。
いつも使うものではないから知らない弔電ですから、文例とマナーを理解しておくことが大切です。
使い方
弔電は電話(115番)で申し込むものとファックスで申し込むものがあります。
午前8時~午後7時 →当日中に配達
午後7時~午後10時 →翌朝8時以降に配達
電話のものはNTT115番で必要な情報(葬式の場所、日時、喪主の名前、電話番号)を告げ、定型文を利用するか自分で考えたものを使用するかを選ぶことができます。
基本的には用意された文例から選ぶ方が簡単でマナーなどを考えなくて済み、無難です。
以下に弔電の文例をいくつか挙げておきます。
テンプレート・文例
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。
ご子息様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
突然の悲しいお知らせに接し、悲しみにたえません。在りし日を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
送る上でのマナー
弔電ではある程度のマナーを知っておかないと失礼に当たる部分があります。
知っておくだけでまるっきり違ってきますので、初歩的なマナーを紹介しておきましょう。
弔電を送る相手に対する呼び方として、以下に気をつけましょう。
父:ご尊父様
母:ご母堂様
祖父:ご祖父様
祖母:ご祖母様
夫:ご主人様
妻:ご令室様
息子:ご令息様・ご子息様
娘:ご令嬢様・ご息女様
宛名の喪主のお名前はフルネームで送るようにしましょう。
弔電の文末には個人名、団体名、連名、部署名などを詳しく分かるように、また、住所と電話番号も添えるようにしましょう。
弔電のタブー
亡くなった方の不幸を連想させる言葉「苦しむ、迷う、浮かばれない」などの言葉は避け、不幸が重なること意味する言葉「重ね重ね、再び」などは必ず避けましょう。
いつまでに送ればよいか
弔電は前日の夕方までに送れば間に合います。
基本的には葬式の午前中までに届くようにするか、弔電披露の3時間前までに届けばよいですが、できるだけ早く弔電を打つことに越したことはありません。
また緊急定文電報の夜間配達の場合は、午後7時~午後10時であれば当日中に配達可能ですが、別途、緊急定文電報料357円がかかります。
インターネットでも24時間弔電を受け付けていますのでNTTのサイトへ行ってみるとよいでしょう。
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