貧血 原因、症状、食事での対策など

血が足りなくてクラクラ、頭ガンガン

貧血

女性の悩みのひとつに貧血があります。仕事などで横になれないときなど、貧血になってしまうと何も手につかなくなってしまうことも多いでしょう。そんな貧血の原因や症状、対処法などを解説していきます。

貧血とは

貧血とは貧血とは、血液中の赤血球や、赤血球に含まれるヘモグロビンという赤い色素が減少し、酸素を十分に体内に行き渡らせることができなくなってしまった状態をいいます。

貧血になると、全身の倦怠感や動悸、息切れ、食欲不振などの症状が現れます。そのほか、実は貧血にはさまざまな症状があるのです。

貧血の原因や詳しい症状、対処法などを解説していきます。慢性的に貧血に悩んでいる方は参考にしてみてください。

貧血の主な原因

貧血の原因貧血の原因はさまざまですが、女性に最もよくみられるのは鉄不足によるものです。
普段から栄養バランスのとれた食事を心がけ、貧血予防をしましょう。
貧血の予防方法を後ほどご紹介しますのでご覧ください。

赤血球の生産が追いつかない

脊髄で赤血球が作られる際に必要なビタミンB12や葉酸が欠乏した結果、赤血球の生産が減少いることが原因で貧血が起こります。

赤血球の破壊が早すぎる

赤血球の寿命は120日、その後は肝臓や脾臓で壊されるのですが、この壊す力が強くて、赤血球の生産が追いつかずに貧血が起こります。

体外に赤血球が失われる

貧血の原因として大ケガをしたり、手術をしたりしたとき、大量の出血によって一時的に赤血球を失う急性の場合と、胃かいよう、痔、月経過多などが原因で、長時間少しずつ出血する慢性の場合があります。女性に多い鉄欠乏性貧血の根本原因はこのケースが多いといわれています。
このように女性は貧血になりやすいと言えますが、無理な食事制限ダイエットなどをすると貧血になる要素が多くなってしまいますので気をつけましょう。

ヘモグロビンの合成が足りない

赤血球のヘモグロビンは、ヘムの成分の中に鉄が入っています。その鉄が少ないとヘモグロビンが作られなくなり、赤血球も同時に作られなくなってしまいます。赤血球が少なくなることが原因で酸素を体内に運ぶことが困難になってしまいます。
その結果、貧血になります。

貧血にはこんな症状があります

めまい・立ちくらみだけが貧血の症状と思われがちですが、貧血には様々な症状があります。
貧血の初期症状としては、心拍数が増加したり、少しの運動をしても息が切れたりします。
その後、朝起きにくい、頭痛や、めまい、耳鳴り、集中力の低下、不眠などのほか、食欲がなくなったり、吐き気やむかつきなどの症状もでてきます。

このような症状が現れたとき、もしくはそうなりそうな予兆があったときは以下のような対処をすると良いでしょう。

誰でもできる簡単な対処法は?

貧血の対処法貧血になってしまった場合、どのように対応していけばよいのでしょうか。まずは不足していた栄養素をしっかりとっていきましょう。

基本的に鉄分不足で貧血になることがほとんどですので、まずは鉄分をしっかりと補給し、その鉄が体に吸収されやすいような働きをする栄養素も摂っていくことになります。

ヘム鉄

現在、鉄の1日の所要量は、成人男性10mg、成人女性10~12mgといわれています。特に女性は、1回の生理で約20-30mgの鉄を失っているとも言われ、生理がある間はずっと鉄が不足しがちになります。貧血対策で一番重要なのが不足した鉄をいかに補うかです。

鉄を多く含む貧血対策食品

牛・豚・鶏のレバー、かき・あさり・しじみなどの貝類、かつお、大豆製品、春菊、ほうれん草、小松菜、ひじき、プルーン

たんぱく質

十分なたんぱく質がとれていないと、赤血球の生産能力低下に繋がります。特に、ダイエットをするとたんぱく質の多い肉や魚をひかえてしまうため、ヘム鉄も不足し二重に貧血の原因になります。

たんぱく質を多く含む貧血対策食品

卵、肉類、魚介類、牛乳・乳製品、大豆及び大豆製品

ビタミンC

ビタミンCは鉄分を体内で利用するために必要な栄養素です。

ビタミンCを多く含む貧血対策食品

ブロッコリー、さつまいも、小松菜、カリフラワー、赤ピーマン、芽キャベツ、キウィフルーツ、オレンジ、いちご、柿

ビタミンB12

ビタミンB12は赤血球を作るために必要な栄養素で、貧血のときは鉄とともに不足している場合がほとんどです。

ビタミンB12を多く含む貧血対策食品

牛・豚・鶏のレバー、さんま・にしん・いわし・さばなどの魚類、かき・あさり・しじみなどの貝類、卵黄、チーズ

未然に貧血を予防しよう

1日3食

貧血予防で一番大切なことです。1日に3食きっちりと食べて、栄養が偏らないようにしましょう。 特にダイエットで食事回数を減らしたりすると貧血になりやすくなってしまいます。
また、よく噛んで食べることにより、鉄も吸収されやすくなり、貧血を予防することができます。

サプリメントを摂る

サプリメントで上記の栄養素を摂ることで食事では摂りきれなかった栄養素を補うことが出来ます。サプリメントはそれだけで必要な栄養素を完全に摂取することはできませんので、食事で摂れなかった分を補助するといった形で使いましょう。
貧血対策には強い味方です。

鉄製のフライパンや鍋を使う

鉄製のフライパンや鍋を使う事によって、フライパンや鍋の鉄分が料理にほんの少しずつですが溶け出してきますので、貧血の予防にとても有効になります。

鉄分を摂って最大の貧血予防

鉄分不足が大きな原因で貧血になります。貧血予防には鉄分不足を解消していつも正常な摂取量を保ちましょう。
鉄分の含まれる食材では1日あたり、牛肉、レバーで60~90グラム、魚で200グラム、ほうれん草800グラムほどが必要な目安となっています。
その他にシジミ、アサリ、かつおぶしなども比較的鉄分の多い食材で、貧血の予防には効果的です。

ここまで摂るのは現代社会では少し難しいので、サプリメントとしてヘム鉄を摂ることをお薦めします。

ちなみに鉄分を多く摂りすぎた場合でも、小腸でその吸収を調節してくれますので、副作用がおきる心配もあまりありません。

肌トラブルにも

貧血になると体の調子が悪くなったりするだけかと思ったら、実は肌にも影響が出てくるのです。
まず鉄分不足で血色が悪くなり、顔色が悪い、と言われるような状態になってしまいます。
また、貧血によって体に酸素が運ばれなくなると、肌の古い角質が残ったままになり、肌の新陳代謝が悪くなってしまいます。

これにより、肌に潤いや張りがなくなってしまうのです。 また、肌の美しさに関係してくるコラーゲンも貧血による酸欠で合成が遅くなってしまい、キレイな肌を作り出せなくなってしまいます。健康的な肌を維持していくためには、鉄分不足を解消し、貧血にならない健康的な体になることが大切です。

貧血と低血圧の違い

余談ですが、貧血と低血圧は同じようなものだと思っている方も多いと思いますが、実はこれは全くの別物です。ですから、貧血だから低血圧であることはないですし、低血圧だから貧血になりやすいわけでもありません。

貧血は鉄分不足などによる赤血球やヘモグロビンの減少、すなわち酸素不足状態になって頭痛や目まいがします。

低血圧の場合は、心臓のポンプの力が弱いため、重力に逆らうように血液を送り出すことが難しいのです。脳みそへの血流が弱くなり、めまいなどが起こります。

もともと貧血と低血圧とでは原因が別物ということが理解できるでしょう。