
バリウムを固まらせず出す方法
胃の検査で飲むバリウム。最近では味も飲む量もかなり改善され、昔と比べると大分飲みやすくなっています。しかし飲んだ後の排泄でもバリウムは大変ですよね。固まってしまったりしないように水を大量に飲むなどして適切な対応をしましょう。
バリウムを飲んだ後は水を多めに飲む
バリウムを飲んだ後は医師から水分を多めに摂るように言われるはずです。よくペットボトルが置いてありますが、それだけでは正直足らないと感じます。500ml以下の場合が多く、それは日常生活でも足りない量だからです。
バリウムは飲んだ時に感じるように重く、そのまま体には吸収されません。
胃に入ったらバリウムはそのままの状態で小腸、大腸へと移動して便として排泄することになりますが、水が大量にないと固まって体内から出なくなってしまいます。
ですから本当に多めに水を飲む必要があります。下剤を使わずつも下痢になるほど飲むと安心です。
バリウムを下剤で出す
健康診断等で渡される下剤は効果が弱いことに気づくでしょう。そもそも一般に渡すものですから、強すぎる下剤では人によってはよくない場合が考えられます。だから渡される下剤のを2つもらっていく人も少なくありません。
ただし通常便秘気味でない方や、水分をしっかりと1リットル以上飲む方であれば1剤で大丈夫です。
便秘気味の方は特に市販の下剤を使用したほうが良いかもしれません。さらに水もこまめに2リットル程度飲んでおくと、バリウムが腸で固まる恐れもなくなり安心できるでしょう。これは特に便秘気味の方は必須です。あとあと腸でバリウムが固まってしまうと下剤ではでなくなって腸閉塞になる可能性が高くなります。
バリウムが出ない場合
下剤を飲んでも水分をとってもバリウムが出ないでそのまま便秘になってしまうバリウム便秘の状態になってしまった方も、できるだけ水分を摂って状態改善に努めましょう。
普通は午前中のバリウムは午後には下痢として出て、その夜から翌朝にかけて白いバリウム便として排泄されて終わります。
ただバリウム便秘状態になってしまうと腸でバリウムがセメント状に固まってしまっている恐れがあり、便として出なくなっている可能性がとても高いです。
この場合はすぐに病院へ行きましょう。
このような状態になりたくない場合は水をとにかく飲むことです。個人的には食事もしっかり摂ることで胃も正常に働くので便でどんどん押し出す感じはしています。
アルコールは飲んではダメ
バリウムはアルコールで固まるそうです。バリウムを飲んだ夜はアルコールを飲まないようにしましょう。できれば翌日もアルコールは控えたほうがよいでしょう。
お茶なども利尿作用が高くできれば水分は全て水だけで摂ることがお薦めです。しっかりと水分を取れば下剤がいらないほどバリウム便が出るはずです。
私は2リットルは水を飲んでいます。不安であれば多く水をとることでバリウムは固まらずに出ていきます。特に排便作用がある硬水のコントレックスを1.5リットル1本を飲んでいます。毎日1リットルは飲んでいますので、バリウムを飲んでいなくても快便を感じていて特に気をつけるほどではないです。水を飲む習慣をつけるのもバリウムに限らず必要ですね。
トイレにバリウム便が固まって流れない
バリウムを飲んで水が足りないと硬い便が出ます。しかし普通の便とは違い重いことと硬いことが原因で古いトイレの場合水流が足りずに流れないことが多いです。
流れずに残ったバリウムはそのまま固まるので、普通に水を流しても流れて行きません。ティッシュを多めに使ったりしたあとにティッシュの重みで流れることはありますが、トイレが詰まる原因となるので避けましょう。
ではバリウム便が流れない場合はどのように対処するかを解説します。
普通にトイレ用ブラシでトイレを掃除するようにして固まったバリウム便を崩して、あとは流すだけです。
また裏技として家ではなく会社やデパートなどでバリウムをできる限り出してしまうことです。家庭用トイレは水流が弱いため、業務用のトイレのほうが流れやすいんですね。家でバリウムが流れなかった経験のある方はできるだけ仕事中に出しておくのがベストですね。
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