頭しらみの駆除と予防方法 原因、治療、症状や写真など

子供に多く集団感染する頭しらみ

頭しらみの駆除と予防方法

小学生以下の子供たちに多く見られる頭しらみ。毎年夏になるとよく耳にしますよね。
学校や保育園などで感染が始まると家で家族にまで感染が広がってしまいます。
頭しらみは感染力がとても強く、それでいてただ髪の毛を洗っても取れずにどんどん増えていってしまうことが脅威です。出来るだけ早期発見と、適切な駆除が必要です。

頭がかゆいと思ったら

頭しらみとは、頭に寄生するしらみで、人の血を吸う害虫のことです。もともとしらみには頭に寄生する頭しらみや、毛、衣服に寄生するものが存在します。頭がかゆくて仕方ない、そんなときは頭しらみが寄生しているかもしれません。

子供に寄生例が多く、何もわからない子供が頭しらみに寄生されている可能性も十分考えられます。子供の場合は頭を引っかきすぎてしまい、その傷口から思わぬばい菌が入ってしまう恐れがあります。

かゆみの症状

頭しらみに血を吸われると、蚊に刺されたようなかゆみがあります。通常白い色をしていますが、血を吸うためその直後は赤くなっていきます。
頭しらみは卵から孵化したあと、ずっと血を吸い続ける上に、繁殖スピードが速く、さらに洗髪では簡単に落とすことができないことがほとんどです。

なぜ感染しやすいのか

頭しらみは幼虫の状態で1ヶ月、成虫で1-2ヶ月程度生き続けます。
この間に1日5.6個の卵を産むようなので、成虫が増えれば増えるほど想像を超えるスピードで繁殖していきます。

もうシラミは日本では聞かないことがほとんどでしたが、最近では海外旅行が一般化して、国内へ持ち帰ってしまうことによって繁殖しているようです。
また不衛生だから寄生するのではなく、単純に毛があり血を吸えるところへ寄生します。
清潔にしているから大丈夫ということはありません。

発生時期

頭しらみの発生時期は特になく、いつでも寄生されます。
夏場になると頭しらみの報告が多く聞かれるようになりますが、これらのほとんどは子供のプール開きによる検査などで発見されるものです。
発見例が多いというだけで、いつでも安定した温度と血がある頭はシラミにとっては寄生しやすい場所なのです。

統計では6月と10月がピークとなっているようなので、この時期は感染する恐れが高い時期と言えます。

感染の原因

頭しらみの感染の原因は、ズバリ頭と頭がくっつくことです。
子供に感染例が多いのはこのようにして遊ぶ機会が多いことが挙げられます。
また、頭を直接つけなくても、布団や枕などから間接的に感染することもあります。

このような間接的感染はプールや銭湯などで使う共用のかごや櫛などから感染するケースも多いようです。家庭ではタオルなどにも注意しましょう。

家族が頭しらみだということがわかったら、家族全員で頭を調べてみましょう。
また、頭が異様に痒いと思ったら頭しらみを疑ってみたほうがよいかもしれませんね。

見つける方法 写真もあります

頭しらみを見つける方法を紹介します。
ほとんどの人が頭しらみを見たことがないと思います。
まずは頭しらみがどのようなものかを写真で確認しておきましょう。

【頭しらみの写真】

頭しらみはこのようなものです。
かなり気持ち悪いですよね。体調が2.3mmなので見つけられるかもしれません。

ですが、成虫よりも、卵のほうが見つけやすいと言われています。卵はフケとは違い光沢があり、なかなか取り除くことはできません。
後頭部や頭のサイド部分をかき上げて見てみてください。
頭しらみに感染している場合は簡単に見つけられることでしょう。

駆除の仕方

シャンプーで頭しらみを駆除する

頭しらみの駆除方法はほとんどなく、唯一お薦めできるのがスミスリンシャンプーです。
これはシャンプータイプのものなので、手軽に使えます。

使い方はいたって簡単で、普通のシャンプーと変わらずに使うことができます。

ただし、頭しらみを駆除するだけでなく、問題の根本である卵にも殺虫成分を届かせるために、シャンプーで頭皮や髪の毛を洗ったその泡をつけたまま5分間放置する必要があります。

このようにして、成虫を駆除できるシャンプーを使うことが頭しらみの駆除方法の最善の道なのですが、1回の使用では卵すべてに効果が及ばない場合があるため、3日に1度の頻度で続けてシャンプーしてください。
基本的には3回-4回のシャンプーで頭しらみを全滅させることができます。

また、家族に頭しらみが感染している可能性が高いため、シャンプーは家族全員でやることを強くお薦めします。

櫛で頭しらみを取り除く

ハイコームという櫛が頭しらみの駆除専用の櫛として有名で、卵の駆除に効果を発揮します。
もともと頭しらみの卵は固まって手やシャンプーではとれない状態になっています。目の細かいハイコームを使うことによってシャンプーと同時に卵そのものを取り除くことができます。
普通の櫛では卵にひっかからないため取り除くことはできませんが、ハイコームのような目の細かい櫛であればひっかけて取り除くことが可能です。昔から卵の駆除方法の中でも確実な方法です。

部屋の頭しらみを駆除する方法

頭しらみが感染する原因のひとつに、枕や布団、櫛などの二次感染レベルのものがあります。
このような頭しらみがいる場所へスミスリン・パウダーを散布して駆除していきましょう。
下着類、寝具類、畳、床等に1平方メートルあたり15g程度を散布してください。

散布したあとは掃除機で吸い取るか洗うかするとよいでしょう。

予防方法

頭しらみは子供が感染しやすいので、まずは家族の中でも子供への対応が大切になってきます。
と言っても子供に髪の毛を直接つけないで、とか、誰かのタオルを使わないで、と言っても無理な話ですよね。

まずは家庭内でできるだけ対処していきましょう。
シーツや枕カバーなどはできるだけ短期間で洗濯するようにして、枕なども毎日干すようにしましょう。
また、子供の洗髪は親が丁寧にしてあげるようにして、清潔に保つようにしましょう。

病院

頭しらみは皮膚科で診察してもらうことができます。
家族の誰かが感染していたら、家族全員で診察に行くようにしましょう。
頭しらみはとても感染力が強いので、家族に感染している場合がありますし、最初の誰かが頭しらみの対処を行っている間に別の誰かに感染してしまっている可能性もあります。

頭しらみが悪化して二次感染の恐れもありますので、気になったら皮膚科へ行くことをお薦めします。